U 次に、T(2)の領域に加えて、図2−3のように、を中心とし幅dの範囲に、z軸方向に磁束密度 (kは定数)の磁場がかかっている領域を考える。ここで、領域とを両方通過した後の粒子の運動方向の変化は、それぞれの領域でT(1)のように求めた曲げ角の和として計算できるものとし、またdはf に比べて無視できるほど小さいとしてよいとする。粒子Pと、同じ電荷qをもつ別の粒子Qとが、x軸正方向に速さvをもってで領域に別個に入射したところ、粒子Pの運動方向が微小な角度,粒子Qの運動方向が角度だけ曲げられて、それぞれ領域に入射した。