東工大数学
'11
年
前期
[3]
定数
k
は
をみたすとする。
xy
平面上の点
A
を通り
x
軸に垂直な直線の第
1
象限に含まれる部分を、
2
点
X
,
Y
が
をみたしながら動いている。原点
O
を中心とする半径
1
の円と線分
OX
,
OY
が交わる点をそれぞれ
P
,
Q
とするとき、△
OPQ
の面積の最大値を
k
を用いて表せ。
解答
最終的に
の形が出てきますが、
2
次方程式の解の配置
を考えることにより最大値を求めることができます。
,
とすると、
,
Y
より、
・・・@
X
,
Y
は第
1
象限の点なので
より、
また、
で、△
OPQ
の面積
S
は、
(
三角形の面積
を参照
)
と@より、
・・・A
とおくと、
であって、@より、
より、
(
∵
@
)
より、
これらをAに代入して、
とおくと、
であって、根号内を抜き出して、
・・・B
とおきます。
です。分母を払って整理すると、
・・・C
とおくと、
u
の
2
次方程式Cが、
の範囲に実数解をもつ条件は、
なので、Cの判別式
D
,軸位置:
について、
判別式:
・・・D
かつ
軸位置:
・・・E
ここで、
より、
に注意すると、
Dより、
,
Eより、
,
を考慮して、
D
かつ
E
⇔
これより、
S
の最大値は、
......[
答
]
注.
S
が最大となるのは、
のときですが、このとき、方程式Cが重解:
をもち、このとき、
です。
別解.Bの
を
u
の関数と見て微分すると、
において増減表は、
u
0
+
0
−
p
増減表より
(
関数の増減
を参照
)
、
のときに
p
は最大値
をとります。
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