9月末から10月初まで、更新など止まっていますが、この間の作業内容について説明いたします。
ことの発端は、既にツイッターXに書きましたが、2023年度共通テストのページを見直している最中にが表示されないと気づいたことでした。原因はすぐにわかりました。をジャストシステム社のフォントで表示していたのに、ジャストシステムのATOKの年間サブスクリプション契約を更新せず、ATOKが使えなくなっただけでなく、フォントも使えなくなったからです。
ATOKには、1980年代からお世話になっていたのですが、苦学楽学塾の資金力では、年間サブスクリプション、せめて月100円以下ならともかく、年間7200円ではとても払えません。泣く泣く、サブスクリプション契約更新を断念しました。そうしたら、が表示されなくなり、フォント選択のリストメニューからジャストシステム社製フォントも消えました。
は、大学入試問題でも‘L’の小文字として常用されています。問題集などでは、‘l‘で代用されていることが多いのですが、私だけかも知れませんが、数字の‘1’と見間違えることしばしばです。
を継続的に使うのであれば、MS明朝にというフォントがあります。他にもありますが、MS明朝のフォントが見栄えがよく、今後これを使うことにします。このフォントの使用を確認するために、直線関係の基礎事項ページを見ていたのですが、「2直線の平行・垂直」というページで表示がおかしいことに気づきました。タイトルの、「2直線の平行・垂直」の文字に続いて、本来通常文字で表示されるはずの「関連問題」、「【広告】・・・」が太文字で表示されていたのです。
HTMLの記述を見ていくと、<b>2直線の平行と垂直</b>となるはずが、太文字を終了する</b>が入っていないのです。原因を調べましたが、制作システムの方に問題があることがわかりました。SEO対策や広告表示のために、制作システムも若干直してはいますが、2020年に再開して以来無事に動いていた制作システムのバグが、広告表示により露呈しました。
「2直線の平行・垂直」の太文字のあと、広告がなければ、改行、横罫線に続いて、「平行条件」という太文字が出てきます。これを制作システムが太文字の連続として誤解し、<b>2直線の平行と垂直</b>の</b>を入れていないことがわかりました。制作システムは、間に改行や横罫線があっても、太文字が連続していれば</b>を入れてくれません。すると、「2直線の平行・垂直」の文字の後に割り込ませた、「関連問題」「【広告】・・・」も太文字で表示されてしまいます。
そこで、第1行だけ、改行で文字属性を連続させずに、無理矢理</b>を入れるように仕様変更したのですが、この副作用が大きく、‘h‘、‘k‘などを表示させるイタリック指定の<i>や</i>,文字フォントを指定する<span>や</span>を制作システムが入れなくなったり二重に入れるようになったりして作業は難航を極めました。
これが問題なく表示できるようになったのがやっと昨日、というわけで、更新が止まってしまいました。
今までも、1か月くらい平気で止まったことがありますが、制作システムと並行して使っているツールがバグにより途中停止し、これを動くようにするだけで1か月かかっていた、ということです。
たまに、銀行のシステムがダウンしなかなか復旧しない、というニュースを見ますが、これも同様のことだろうと思います。想定外の事態が起きてシステムがダウンしたとき、1つ直すとその副作用で別のところで問題がおき、ということが続くと、なかなか復旧できないのです。これは、AIがやれば大丈夫、なんてものではありません。人間が汗水垂らして必死に考え抜くしかないのです。
以上、言い訳がましいですが、更新が止まっている間に行っていた作業について書きました。
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