Pythonに挑戦(13)その(2)

(5) 型変換

(a) bool

数値、文字列を論理値に変換する関数です。数値0はFalseに、0以外の数値はTrueに、空文字列はFalseに、空文字列以外の文字列はTrueに変換します。

j1 = 42940
print(“j1：“, j1, “, bool(j1)：“, bool(j1))
j1 = 0
print(“j1：“, j1, “, bool(j1)：“, bool(j1))
str1 = “abc”
print(“str1：“, str1, “, bool(str1)：“, bool(str1))
str1 = “”
print(“str1：“, str1, “, bool(str1)：“, bool(str1))

とすると、画面に、

j1： 42940 , bool(j1)： True
j1： 0 , bool(j1)： False
str1： abc , bool(str1)： True
str1： , bool(str1)： False

と表示します。

(b) complex

引数の2個の実数値(1番目が実部、2番目が虚部)、または、複素数データ文字列から複素数データを生成する関数です。

c1 = complex(-2, 2)
c2 = c1 * c1
print(c1, “の2乗は“, c2)

とすると、画面に、

(-2+2j) の2乗は -8j

と表示します。

数値、文字列を浮動点小数に変換する関数です。

str1 = “2.718281828459”
g1 = float(str1)
print(“文字列：“, str1, “, floatの結果：“, g1)

とすると、画面に、

文字列： 2.718281828459 , floatの結果： 2.718281828459

と表示します。

(d) int

数値、文字列を整数値に変換する関数です。

str1 = “123456789”
j1 = int(str1)
print(“文字列：“, str1, “, intの結果：“, j1)

とすると、画面に、

文字列： 123456789 , intの結果： 123456789

と表示します。

(e) ord

1文字のUnicodeを整数値として返す関数です。

j1 = ord(‘a’)
j2 = ord(‘1’)
j3 = ord(‘あ‘)
j4 = ord(‘い‘)
j5 = ord(‘愛‘)
print(“a：“, j1, hex(j1))
print(“1：“, j2, hex(j2))
print(“あ：“, j3, hex(j3))
print(“い：“, j4, hex(j4))
print(“愛：“, j5, hex(j5))

とすると、画面に

a： 97 0x61
1： 49 0x31
あ： 12354 0x3042
い： 12356 0x3044
愛： 24859 0x611b

と表示します。

(f) str

引数を文字列に変換する関数です。

j1 = 97
g1 = 2.718281828459
c1 = complex(-2, 2)
print(j1, “文字列：“, str(j1))
print(g1, “文字列：“, str(g1))
print(c1, “文字列：“, str(c1))

とすると、画面に、

97 文字列： 97
2.718281828459 文字列： 2.718281828459
(-2+2j) 文字列： (-2+2j)

と表示します。

(g) zip

2つのイテラブルをまとめて、2次元のイテラブル(タプルのリスト)を生成する関数です。

keylist = frozenset([‘key1’, ‘key2’, ‘key3’])
datalist = [1, 2, 3]
d1 = dict(zip(keylist, datalist))
print(“辞書の表示“, d1)