Pythonに挑戦(9)

Pythonに挑戦(9)

3.予約語
Pythonには予約語があり、予約語は変数名などに使うことはできません。なお、

import keyword
print(keyword.kwlist)
とすると、キーワードの一覧を表示させることができます。

(1) True, False
論理型変数の値となる論理型のオブジェクトですが、Trueは整数型の1と同じです。Falseは整数型の0と同じです。比較演算子を実行すると結果はTrueFalseになります。
(2) and, or, not, is, in
論理型を返す演算子です。
A and B 条件Aと条件Bがともに成り立つときにTrueを返します。
A or B 条件Aと条件Bのいずれかが成り立つときにTrueを返します。
not A 条件Aが成り立つときにFalse,条件Aが成り立たないときにTrueを返します。
A is B ABが同一のオブジェクトのときにTrueを返します。
A in B ABに含まれているとTrueを返します。
(3) pass
pass文は、プログラム中に置かれても何も実行しません。関数やモジュールを作成する場合、とりあえず存在させてpass文を置いておき、中身は後で作成しよう、というような場合に使います。
(4) if, else, elif
if文は条件分岐を行います。Aが真であればBCを実行し、Aが偽の場合、あるいはBCの実行後にDを実行する、という場合、

if A:
B
C
D
というように書きます。Aは条件を表す論理型の式で、後ろにコロン‘:’を付けます。Bの左側とCの飛左側に空白がありますが、これをインデントと言います。4個の空白を入れることが推奨されていますが、空白の数に制約はありません。但し、Aが真の場合にBCを実行するのであれば、BCの左側の空白の数は一致している必要があります。こうして、Pythonでは、インデントを使って制御構造を表します。

Aが真であればBCを実行し、Aが偽であればDを実行し、その後Eを実行する、という場合、

if A:
B
C
else:
D
E
というように書きます。elseの後ろにもコロン‘:’を付けます。ifelseのインデントは一致させます。
変数
aと変数bの内容が等しい場合にBを実行し、変数aと変数cの内容が等しい場合にCを実行し、変数aと変数dの内容が等しい場合にDを実行し、それ以外の場合にEを実行し、その後Fを実行する、という場合、

if a == b:
B
elif a == c:
C
elif a == d:
D
else:
E
F
というように書きます。
ifのブロックの中でさらに条件分岐させたい場合があります。変数aと変数bの内容が等しい場合にBを実行し、さらに、変数eと変数fの内容が等しい場合にFを実行し、等しくない場合にはGを実行し、変数aと変数cの内容が等しい場合にCを実行し、変数aと変数dの内容が等しい場合にDを実行し、それ以外の場合にEを実行し、その後Hを実行する、という場合、

if a == b:
B
if e == f:
F
else:
G
elif a == c:
C
elif a == d:
D
else:
E
H

というように書きます。

(5) for
繰り返し操作を行うときには、for文を使います。
for 変数 in イテラブル・オブジェクト:
処理
処理は、空白4文字のインデントを付けます。
というのが基本パターンです。
3個の要素からなるリストから順次1つずつ要素を取り出しe1に入れながら反復処理を行う場合、

c1 = [ “orange”, “apple”, “peach” ]
for e1 in c1:
print(e1)
pass
とすると、画面に、

orange
apple
peach
と表示されます。forループの中にforループを入れることができます。

c1 = [ “orange”, “apple”, “peach” ]
c2 = [ 1, 2 ]
for e1 in c1:
print(e1)
for n1 in c2:
print(n1)
pass
とすると、画面に

orange
1
2
apple
1
2
peach
1
2
と表示されます。

Pythonに挑戦(9)その(2)に続く

【広告】 ここから広告です。ご覧の皆さまのご支援ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
【広告】 広告はここまでです。
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする