Pythonに挑戦(7)からの続き
(d) statistics
統計処理をサポートするモジュールです。mean(平均),median(中央値),mode(最頻値),stddev(標準偏差),variance(分散),quantiles(四分位数),covariance(共分散),correlation(相関係数),linear_regression(線形回帰)などの関数があります。
(e) datetime
日付時刻を扱うモジュールです。
dt1 = datetime.datetime.now()
print(“現在の時刻は、“, dt1)
print(dt1.year, “年“, dt1.month, “月“, dt1.day, “日“, dt1.hour, “時“, dt1.minute, “分“, dt1.second, “秒“)
print(“現在の時刻は、“, dt1)
print(dt1.year, “年“, dt1.month, “月“, dt1.day, “日“, dt1.hour, “時“, dt1.minute, “分“, dt1.second, “秒“)
とすると、画面に、
現在の時刻は、2024-08-01 16:59:23.855755
2024 年 8 月 1 日 16 時 59 分 23 秒
2024 年 8 月 1 日 16 時 59 分 23 秒
などと表示されます。
なお、datetimeが長いので、fromとasを使って、次のように、datetimeモジュール内のdatetimeオブジェクトにdtという名前をつけて利用するということができます。
なお、datetimeが長いので、fromとasを使って、次のように、datetimeモジュール内のdatetimeオブジェクトにdtという名前をつけて利用するということができます。
from datetime import datetime as dt
dt1 = dt.now()
print(“現在の時刻は、“, dt1)
print(dt1.year, “年“, dt1.month, “月“, dt1.day, “日“, dt1.hour, “時“, dt1.minute, “分“, dt1.second, “秒“)
print(“現在の時刻は、“, dt1)
print(dt1.year, “年“, dt1.month, “月“, dt1.day, “日“, dt1.hour, “時“, dt1.minute, “分“, dt1.second, “秒“)
としても上記と同じ結果が得られます。
(f) os
osモジュールは、OSに付属する機能を呼び出すためのものです。
クラスos.environは、辞書型に似たマップ型と呼ばれるもので、
クラスos.environは、辞書型に似たマップ型と呼ばれるもので、
print(os.environ)
とすると、環境変数とその値の一覧をどどどと表示します。
print(os.environ[‘PATH’])
とすると、環境変数PATHの内容を確認できます。但し、os.getenv()という関数も用意されていて、os.getenv(‘PATH’)としても環境変数PATHの内容を確認できます。
os.environ[‘PATH’] = os.environ[‘PATH’] + “;C:\new_path”
として、環境変数PATHの内容を編集することもできます。
環境変数ENVが存在する場合、
環境変数ENVが存在する場合、
del os.environ[‘ENV’]
とすると、環境変数ENVを削除できます。
但し、編集・削除などをPythonプログラムの中で行っても、Pythonが終了すると、環境変数はPython起動前に戻ってしまいます。
プログラムを動作させるに当たって、カレント・ディレクトリを変更したい場合には、os.chdir()関数を使います。os.chdir(“C:\\new_path”)とする(最初の‘\’はエスケープ文字として扱われるので、‘\’そのものを意味させるためには、‘\\’と‘\’を2つ重ねてください)と、カレント・ディレクトリが、C:\new_pathに移ります。
現時点のカレント・ディレクトリを知りたい場合には、str1 = getcwd()とすると、カレント・ディレクトリが文字列str1に入ります。
ファイルの情報を取得するのには、os.stat()関数を使います。ファイルのパスが文字列p1に入っているとして、st1 = os.stat(p1)とすると、stにfileの情報が入ります。st1.st_atimeに最終アクセス時刻、st1.st_mtimeに最終更新時刻、st1.st_birthtimeにファイル生成時刻、st1.st_sizeにファイルのサイズが整数値で入ります。時刻データは浮動小数点データで入るので、これを年月日時分秒に直すのには、上記datetimeモジュール内のdatetimeオブジェクトのfromtimestamp()関数を使います。
但し、編集・削除などをPythonプログラムの中で行っても、Pythonが終了すると、環境変数はPython起動前に戻ってしまいます。
プログラムを動作させるに当たって、カレント・ディレクトリを変更したい場合には、os.chdir()関数を使います。os.chdir(“C:\\new_path”)とする(最初の‘\’はエスケープ文字として扱われるので、‘\’そのものを意味させるためには、‘\\’と‘\’を2つ重ねてください)と、カレント・ディレクトリが、C:\new_pathに移ります。
現時点のカレント・ディレクトリを知りたい場合には、str1 = getcwd()とすると、カレント・ディレクトリが文字列str1に入ります。
ファイルの情報を取得するのには、os.stat()関数を使います。ファイルのパスが文字列p1に入っているとして、st1 = os.stat(p1)とすると、stにfileの情報が入ります。st1.st_atimeに最終アクセス時刻、st1.st_mtimeに最終更新時刻、st1.st_birthtimeにファイル生成時刻、st1.st_sizeにファイルのサイズが整数値で入ります。時刻データは浮動小数点データで入るので、これを年月日時分秒に直すのには、上記datetimeモジュール内のdatetimeオブジェクトのfromtimestamp()関数を使います。
print(“最終アクセス時刻:“, datetime.datetime.fromtimestamp(st1.st_atime))
とすると、画面に、
最終アクセス時刻: 2024-08-02 17:27:37.122469
のように表示します。
os.path.exits(path)は、文字列pathで指定したpathが実在するとTrueを返します。
os.path.isfile(path)は、pathが実在する一般ファイルの場合にTrueを返します。
os.path.isdir(path)は、pathが実在するディレクトリの場合にTrueを返します。
os.path.exits(path)は、文字列pathで指定したpathが実在するとTrueを返します。
os.path.isfile(path)は、pathが実在する一般ファイルの場合にTrueを返します。
os.path.isdir(path)は、pathが実在するディレクトリの場合にTrueを返します。
(g) webbrowser
インターネットの画面を表示させるためのモジュールです。
webbrowser.open(“https://kgkrkgk.com”, new = 2)
とすると、ブラウザが新しいタブを作って開きます。newという引数については、Pythonのマニュアルには、new = 0だと、Python実行画面のままブラウザが開き、new = 1だと新しい画面を作って開き、new = 2だと新しいタブに指定されたURLが開く、というように書かれているのですが、私が使っているWindowsでは、この設定にかかわらず、既存のブラウザの新しいタブに、URLが表示されます。